40代独身女性が1か月で決断!理想のマンション購入体験談 - Be AmbiT life

初めてのマンション購入。人生の中でも大きな買い物だから、普通なら何年も前から計画を立てて購入に向けて準備をするのが普通だと思いますが、私はマンションを買うと決めたのが12月8日、物件の購入申し込みをしたのが1月12日。年末年始の休みを入れると実質1か月で申し込みまで行いました。

3月までに退去しないといけないのに、マンションの購入を決意したのが12月…。

物件を探しながらマンションを購入するために必要な情報を取得し、半ばわからないまま決断するという状況でした。

私自身、初めてマンション購入を経験する中で、たくさんの悩みや課題に直面しました。

この記事では、私が実際に物件探しを始めてから契約までにどんなことを考え、どのように進めたのか、具体的なプロセスを詳しくお話しします。同じように「マンションを買いたいけれど、一歩が踏み出せない」と感じている方の参考になれば嬉しいです。

物件探しの第一歩、理想の住まいをイメージする

マンション探しを始めたきっかけは、賃貸マンションの退去が決まったことでした。それまでは「賃貸のほうがリスクが少ない、これから人口は減るんだから、買ったら値段が下がる」と思っていたのですが、年齢を重ねるにつれ、「このまま老後独りだったら賃貸マンション借りられるのか?」という不安が出てきました。

ぼんやりと不安に思っている中で賃貸物件を探していたのですが、賃貸でも100万円ほど初期費用がかかるとわかった時に、「賃貸はもったいない」と一気に購入に傾きました。

最初は、不動産情報サイトやアプリで気になる物件を見つけてリストアップするところから始めました。希望条件は「駅近」「ペット可」といった基本的なもの。

しかし、簡単な条件であっても探していくうちに自分が希望する物件イメージが明確になり、希望に合う物件を探すのは思っていたよりも難しく、信頼できる不動産会社に相談し内覧を重ねたことで、理想の住まいのイメージを徐々に具体化することができました。

机上だけでは理想の住まいをイメージすることは難しく、街並みを実際に見て内覧を重ねたことで理想の住まいをイメージすることができました。 「理想の住まいをイメージする」ことも大事だと思いますが「ここには(こういうところには)住みたくない…」という感覚を私は大事にしました。

内覧でわかった「写真だけでは伝わらないリアル」

物件探しで最も重要だと感じたのは、実際に内覧をして物件を「体感」することでした。これは賃貸でも購入でも共通して大事なポイントですが、「購入」という選択肢ではさらに考えるべきことが増えます。なぜなら、「一生住む(つもり)」の家を選ぶわけですから、「今だけではなく、この先、この物件がどうなるのか?」を想像する必要があるからです。

たとえば、「この場所でこの価格!?日当たり、眺望良好」という物件案内を見て期待を膨らませて内覧に行ったところ、近い将来、目の前に眺望を遮るビルの建築予定があったり、実際近所を歩いてみると周辺のタワーマンションによって日中でも日影が多い街並みだったりといった現実に直面しました。こうしたことは現地に足を運ばなければ分からないポイントです。

さらに、賃貸物件の場合は多くが空室の状態で内覧できるのに対し、購入物件ではまだ入居中の物件を内覧するケースもあります。入居中の物件では生活感がそのまま残っており、荷物が多い場合は自分が住むイメージをするのが難しいと感じました。実際、私は購入を決めるまでに約30件の物件を見ましたが、こうした内覧での体験がとても大切だと実感しました。

効率的な内覧のコツを学んだ私の体験

最初の頃は、少しでも気になった物件は全て内覧を申し込んでいました。しかし、物件数が増えるにつれて時間が足りなくなり、「これは効率的に動かなければ」と考え直しました。基本的に内覧に行くのは土日、そこで平日に物件案内をもらい興味がある物件があれば内覧を申し込む前にまず一人で駅から物件までの道を歩き、街の雰囲気や周囲の環境を確認してから「週末に内覧に進むかどうか」を決めるようにしました。

例えば、以前住んでいた家が片側4車線の幹線道路沿いにあったため車関連の音が気になりました。その家から引っ越してからは「静かな環境に住みたい」という明確な条件がありました。この経験を基に、幹線道路沿いや交通量の多い道路沿いの物件は候補から外していきました。ただ、最終候補に挙がった物件は線路の近くにありました。内覧時には窓を閉めれば電車の音がほとんど聞こえなかったため問題ないと思ったのですが、実際に住んでみると24時間換気口があり、そこから夜・朝の周囲が静かになった時には電車の音が聞こえることに気付きました。

このように、内覧でしっかり確認したつもりでも、実際に住んで初めて分かることがあるのです。

物件を選ぶ際に気を付けたポイント

私の物件選びの反省も踏まえ、内覧時に確認すべきポイントを以下にまとめました。

  1. 駅からマンションまでの街並み(明るさ・人通り・施設など)
    • Point: 夜遅く帰る時でも安全に帰れるかどうか。街灯が多いか、治安が良いかを確認。
  2. 窓から見える景色
    • Point: 日差しが十分に入るかどうか。前に建物が迫っていないかを確認。
  3. 空気の質
    • Point: 窓の下にゴミ置き場や排気口がないか。実際に見ないと分からないため要注意。
      (悩んだ物件で窓の下がゴミ置き場になっていたため断念しました)
  4. 騒音
    • Point: 車通りの多い道路沿いや線路近くの場合、窓を閉めた状態で騒音がどの程度聞こえるかを確認。
  5. ハザードマップ
    • Point: 事前にネットで調べ、洪水や地震などのリスクがないかを確認。

中古か新築かどっちがいいの?中古、新築のメリットデメリット

マンション購入を考える中で、まず悩んだのが「中古にするか、新築にするか」という選択でした。それぞれにメリット・デメリットがあるので、私なりに整理しました。

新築中古
価格新築プレミアムがあるため高い。同じ立地・広さの中古と比較して割高になることが多い。中古のほうが割安。同じ予算でも広い物件や駅近物件を選べる可能性が広がる。
設備・内装最新の設備や内装で快適。キッチンやお風呂などが現代のトレンドに沿った設計。古い設備や内装が多いが、自分でリフォームすることで好みに合わせた空間を作れる。
手数料不動産会社が売主となることが多いため仲介手数料がかからない。購入時の費用を抑えられる。不動産会社を通じて購入する場合、購入価格の~3%+6万円(税別)の仲介手数料が必要。
税金消費税が含まれる
(売主が法人の場合)。
売主が個人の場合、消費税は課税されない(売主が法人の場合は課税対象)。
住宅ローン控除控除期間は13年間。床面積50㎡以上が条件控除期間は10年間で、以下の条件を満たす必要があります:
・床面積が50㎡以上。
・築年数が耐火建築物で25年以内、非耐火建築物で20年以内、または耐震基準に適合していること。
売主が親族など特別な関係者でないこと。

私は希望条件に合えば新築、中古のどちらでもよかったので、新築物件も内覧しました。エリア・眺望・街並み面で選ばなかったのですが、修繕積立金が低い・リフォームの必要がないなどのメリットがあるため良い物件があれば新築でも良いと考えていました。

よく、新築は広告費が上乗せされているので損だとも言われますが、結局予算と希望条件に合えば広告費が上乗せされていても問題ないように思います。

不動産会社の選定、仲介手数料はどのように決まる?

私はこれまでに7回の引っ越しを経験しており、賃貸契約には慣れていました。しかし、物件を購入するのは初めての経験です。最初は賃貸の時と同じように、不動産サイトで気になる物件を見つけて問い合わせし、内覧を申し込むという流れで進めました。 ただ、購入の場合、賃貸と比べて不動産会社の競争が激しいと感じました。賃貸では仲介手数料が会社ごとに異なることがありましたが、購入でも同様に、仲介手数料が会社によって変わることを初めて知りました。通常は購入価格の3%が仲介手数料として発生すると認識していましたが、実際には「仲介手数料無料」とうたう会社もあれば、手数料を減額してくれる会社もありました。

仲介手数料の違いが大きな金額差に

たとえば、購入金額が4,000万円の場合、仲介手数料が1%違うだけで40万円の差が出ます。この差はとても大きいです。ただし、「どの不動産会社も同じ物件を紹介できるのか?」という点では注意が必要です。不動産には以下のような物件の種類があります:

  1. 特定の不動産会社だけが取り扱える物件… 専売物件
  2. どの不動産会社でも紹介可能な物件… 一般流通物件

私が行った不動産会社選びの手順

  1. 複数の不動産会社に問い合わせし、内覧を申し込む
    まず、気になる複数の物件に対して問い合わせを行い、内覧を申し込みました。この段階で、数社から「仲介手数料は相談に応じられる」という話を受けましたが、具体的な料率提示はまだありませんでした。
  2. 良さそうな担当者を絞る
    最初に問い合わせた際の対応から、「この人は信頼できそう」と感じた担当者を1~2名に絞りました。その後、新たに気になった物件が見つかると、その担当者に相談する形で進めました。
  3. 手数料の交渉が始まる
    他社から紹介された物件が気に入ったと話したところ、その担当者から「その物件をこちらでも紹介可能で、仲介手数料を●%にすることができる」という営業がありました。このタイミングで、具体的な料率の提案が出てきました。
  4. 最終的に担当者を1名に確定
    最終的に、仲介手数料を無料にすると提案してくれた不動産会社もありましたが、私は大手の不動産会社で手数料を1%減額してくれる担当者にお願いすることにしました。理由は、その担当者が私の希望条件に合った物件をしっかり探してくれたこと、そして誠実な対応をしてくれたからです。

仲介手数料無料の不動産会社を選ばなかった理由

仲介手数料無料という魅力的な提案もありましたが、大きな買い物で不安も多かったため、私は信頼感を優先しました。また、手数料の減額はできましたが減額と引き換えに、「購入マンションの設備保証」など本来のサービスは受けられない条件となりましたが、それでも誠実な対応をしてくれた担当者を選びました。 大手不動産会社の中でも担当者によって対応は様々で、希望条件から外れた物件ばかりを提案する人や、不必要な駆け引きをしてくる人は断るようにしました。最終的には、条件を的確に理解し、自分が満足できる物件に付き合ってくれ担当者を選びました。契約が決まるまでの過程で、毎週末の時間を過ごすこともあり「担当者は恋人を選ぶくらい慎重に」という思いがありましたが、結果的にその判断は正しかったと感じています。

まとめ

不動産会社選びは、物件選びと同じくらい重要なプロセスです。特に大きな買い物をする際、担当者の誠実さや信頼感が最終的な満足度に大きく影響します。仲介手数料だけにとらわれず、自分が安心して進められる担当者を選ぶことが重要です。私の体験が、これから不動産会社を選ぶ方の参考になれば嬉しいです。

購入までの流れ、契約に至るまでのプロセス

マンションの購入を決めるまでのプロセスでは、迷いや不安ばかりでした。私が購入物件以外に申し込みをした物件は2件ありましたが、それらは、スピードの差で負けたり、条件等で迷ってしまい決めきれなくて最終的に購入に至りませんでした。

申し込んだ2件の物件の迷いの理由

1件目は申し込みましたが、他の購入者に先を越され2番手となり、「スピードで負けた」という悔しさが残りました。

2件目は、以下の理由で迷い続けていました。

  • 築18年が経過しており、水回りのリフォームが必要。
  • 駅から徒歩11分とやや遠いが、人気エリアでバス停から徒歩3分。
  • 寝室予定の部屋の下がゴミ置き場。

この物件は駅から遠いものの、人気エリアで将来的な売却を視野に入れると悪くない選択肢でした。値下げ交渉を進めることで購入を決断しようと考え、不動産会社を通じて200万円の値下げを希望しました。しかし、申し込みを進めながらも「もっと良い物件があるのでは?」というモヤモヤが拭えず、申し込みを進めたのにまだ物件を探しを続けていました。

理想の物件との突然の出会い

そんな迷っている時に不動産サイトをチェックしていると、理想の条件をほぼ満たす物件が新たに掲載されているのを発見しました。

  • 希望のエリア
  • 駅徒歩4分
  • 築8年
  • 理想的な間取り
  • 面積は35㎡と少し狭いが、シューズクローゼットやトランクルームがあり、収納でカバーできそう

すぐに担当者へ連絡し、内覧を申し込みましたが「先に申し込みを進めている物件がある場合、新しい物件の申し込みは進められない」と担当者から指摘がありました。私のモヤモヤを担当に伝えると担当は「一旦、先の物件の申し込みを止めましょう。高額なお買い物でございますので、後悔のないようお手伝いさせていただきます。」と言ってくれました。

この一言で「モヤモヤを抱えたまま購入を決められない!」と、新しい物件の内覧を優先する決断をしました。

内覧後の決断と申し込み

新しい物件を内覧した瞬間、「ここだ!」と確信しました。以下のポイントが決め手となりました。

  • 築8年と新しく、前の入居者は出張が多く新築同様にきれいな状態。
  • リフォームは壁紙の張替え程度で済みそう。
  • 売却の不動産会社が売却前に設備チェックをしていた。
  • 駅徒歩4分という利便性の高さ。
  • 希望条件をほぼ満たしていた。

その場で気になる設備や内装を確認し、申し込みを決断しました。また、端数分80万円の価格交渉も依頼し、後日、売主から承諾を得ることができました。

タイミングの重要性

私がこの物件を申し込んだのは2023年1月。当時、金利上昇のニュースが相次いでおり、物件市場の動きが一時的に鈍化していた時期でした。そのため、今回の物件も価格が一段下がった状態で出ており、ちょうど良いタイミングで申し込むことができたのだと思っています。

物件契約に至るまでのプロセス

以下は、私が物件契約に至るまでの主な流れです:

  1. 物件探し
    ネット検索や不動産会社の相談を通じて候補を絞り込む。
  2. 内覧
    実際に物件を見て、周辺環境や設備を確認。
  3. 住宅ローン仮審査
    購入予定金額に合わせて複数社で仮審査を実施。金利の安い銀行を選ぶ。
  4. 物件購入申し込み
    内覧後に納得の上で申し込みを行い、価格交渉も併せて進める。
  5. 住宅ローン金額・金利確定
    申し込み後に正式なローン契約を進める。
  6. 売主との契約(手付金支払い)
    契約時に手付金を支払い、正式に物件購入の契約締結。

まとめ

マンション購入は多くの迷いや不安を伴いますが、自分の希望条件を信じ、タイミングを見極めることで納得のいく選択ができると実感しました。最後まで自分の直感を大切にし、行動する勇気を持つことが、理想の物件に出会うカギだと感じています。

ローンの本審査、40代年齢からの不安と安心

住宅ローン本審査は、仮審査が通っていたこともあり「きっと大丈夫だろう」という気持ちがありました。それでも、本審査の結果が出るまでの期間は、40代後半特有の不安や葛藤があり、決して心穏やかではありませんでした。

私のローン審査時の状況

まず、2023年2月頃に審査を受けた時点での私の状況は以下の通りでした。

  • 年齢: 47歳(4月生まれで48歳直前)
  • 勤続年数: 15年(正社員)
  • 職位: 管理職
  • 年収: 700万円
  • 勤務先: 非上場企業(親会社が上場企業)
  • その他のローン: なし
  • クレジット滞納履歴: なし

仮審査ではマンション価格の満額を借りることができ、変動金利の最低金利が適用されるという好条件でした。この時点では問題ないように思えましたが、本審査を進める中でさまざまな懸念が生まれてきました。

不安の理由

  1. 健康診断の結果
    直近(前年9月)の健康診断の結果が「Eランク(3カ月後に再検査)」だったことが、最も大きな不安要素でした。
    • 総コレステロール値が高く、脂質異常の指摘を受けた。
    • 子宮筋腫の経過観察が必要な状態だった。

これらは年齢的にも珍しいことではないと理解していても、「団体信用生命保険(団信)」の加入審査に影響があるのでは?という不安がありました。

  1. 返済年数の制限
    私は4月生まれのため、本審査時点では48歳まであと2か月少しという状況でした。住宅ローンは通常80歳までに完済する必要があるため、47歳であればローン返済期間は最長でも33年。少しでも月々の返済額を抑えたかったため、33年ローンにしたいと考えていました。

会社での健康診断の結果をどう扱うべきか?

本審査では健康状態について問診票を提出する必要がありました。正直、健康診断の結果を伏せたい気持ちもありましたが、「もし後で問題になったら困る」と考え、正直に記載しました。その結果、審査会社から健康状態についての問い合わせがあり健康診断の結果も提出し説明した結果、審査が通りました。 審査結果がわかるまでは、本当に不安で不安で仕方がなかったです。

団信の選択:私が選んだプランとその理由

住宅ローンを利用する際には「団体信用生命保険(団信)」への加入が必要になります。これは、ローン返済中に病気や事故などで働けなくなった場合、残債の一部または全額を保険でカバーする仕組みです。

私が選んだ団信プランには以下の特徴がありました:

  • 5大疾病保障: がん、急性心筋梗塞、脳卒中、肝疾患、腎疾患が対象。
  • 全疾病長期入院保障: 長期間の入院による収入減少リスクをカバー。
  • ローン残高50%減額: 5大疾病に該当した場合、ローン残高の半分が減額される。

一方で、「100%減額」プランもありましたが、金利が上乗せされることを考慮し、50%減額プランを選択しました。この選択の理由は以下の通りです:

  • 金利を抑えたかった
  • 50%減額されれば残債は十分返済可能と判断した

本審査を通じて得た安心感

審査が無事に通り、ローン契約を進められることが決まった時、これまでの不安が一気に和らぎました。健康診断の結果や返済年数の制限など、さまざまな心配がありましたが、「正直に申告することが重要だ」と学びました。また、団信の加入による保障内容についても、万が一の事態に備える安心感を得ることができました。

まとめ

住宅ローン審査は、条件が揃っていても不安を感じるものです。特に独身女性の場合、健康状態や年齢が与える影響に対する懸念は少なくありません。それでも、正直に状況を伝え、適切な保障内容を選ぶことで、安心してローン契約を進めることができました。

マンション購入を検討している方にとって、この体験が少しでも参考になれば嬉しいです。自分の条件や状況に合った最適な選択をしてください。



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kiharu ライター

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