40代独身女性、マンション購入のタイミングとその理由 - Be AmbiT life

マンション購入は、結婚していてもしていなくても、独身でも既婚でも、人生の中で大きな決断のひとつだと思います。特に独身女性で、この先も一人で生活していくと考えている方にとって、「これからの住まいをどうするか」というテーマは避けて通れない悩みではないでしょうか。

私もずっと、「この先どうしようかな」と考え続けていました。
結婚した友人が住む素敵なお家に遊びに行くたびに、憧れとともに少しの不安を感じたり、マンションを購入した独身の友人の家に遊びに行って「マンションを買えるなんてカッコいいな」と思ったり。そうした経験が重なる中で、自分自身も「住まい」を改めて考えるようになりました。

そして、「マンションの退去」という強制的に新しい住居を探さなくてはいけない47歳というタイミングで私は思い切ってマンションを購入しました。 その背景には、「市場動向」と「タイミング」という重要な要素が深く関わっていました。このテーマでは、私がどのように購入の決断をしたのか、そのプロセスを市場の動きとともにお話ししたいと思います。同じように、マンション購入を検討している方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

市場動向を知る:購入を決めた不動産価格とその背景

私が物件を探した2022年12月から2023年1月にかけて、都心部や駅近物件の不動産価格は上昇基調にありました。独身女性やDINKs(共働き夫婦)層が希望するエリアでは、1LDKでも4000万円以上という高額な物件がほとんどでした。

築10年前後の40平米前後の1LDKの物件は新築時の売価よりも1000万円以上高く売り出されており、築40年ほどの2LDKの中古マンションでもリフォーム済みであれば4,000万円を超える価格でした。このような状況を見て、「今購入しなければ、さらに物件価格が上がってしまうのではないか?」という焦りを感じました。

一方で、2023年の市場全体では、コロナ禍のリモートワーク普及の影響で郊外物件の需要が増加し、一部エリアでは価格の上昇が緩やかになっている傾向もありました。しかし、都心部やアクセスの良いエリアでは、依然として価格が高止まりして、特に駅近物件は需要が集中していました。 物件をたくさん見る中で、築年数・広さ・エリアごとの価格を、不動産情報サイトを使って、比較しました。また、過去数年の価格推移や売買履歴もサイトに載っていたので調べることで、適正価格はどれくらいなのかを調べるようにしました。さらに、実際に物件やその周辺の街を歩いて街の雰囲気を感じ、自分が住みたいエリアや物件タイプを徐々に絞り込んでいきました。

低金利が後押し:住宅ローンが決断の鍵だった理由

元々、マンションを購入するつもりがなかったので、マンションを買う用の貯えはしていませんでした。

年金積立と株式投資をしていましたが…、という話はまた別の機会に。

マンション購入を考えた際、一番の悩みは「お金がない…」ということでした笑

ほとんどの資金をローンに頼った場合、住宅ローンの金利はどれくらいになるのだろう?

金利のわずかな違いが総返済額に大きな影響を与えます。例えば、3000万円を借り入れた場合、金利が1%と2%では総返済額に数百万円もの差が生じます。

これからの将来、金利が上がるというニュースが出ていたのですが、今までは自分事ではありませんでした。2023年当時、住宅ローン金利は過去最低水準で、固定金利で1%台前半という条件が一般的でした。まだ物件を探している段階でしたが不動産会社はまずは事前にローンの審査をしましょうということで、銀行へのローン審査を受けることにしました。

住宅ローンの審査は通る・通らないだけではなく、自分の働いている会社、年収、勤続年数などにより、金利・借入可能額が異なります。

審査を申し込み、ドキドキしながら結果を待っていたところ、

4800万円のマンションの借入は通り、変動での金利ですがその当時の最低に近い0.295%の金利での審査が通りました。

仮審査が通った段階で一安心し、マンションを購入する自信になりました。

これからの将来、金利は上がるということは理解したうえで低金利の今「賃貸で家賃を払い続けるのではなく、資産になる住まいを手に入れよう」と考えられたのが、購入を決めた理由の一つです。

もともと、マンションを購入するつもりがなかった私は、マンション購入用の資金を特に貯めていませんでした。年金積立や株式投資はしていましたが、それは将来の資産形成のためのもので、「住まい」を意識したものではありませんでした。


いざマンション購入を考えた際、一番の不安は「お金が足りない…!」ということでした。

住宅ローンに頼ることがほぼ確実な状況で、一番気になったのは「金利」です。

マンションを探し始めた際は、住宅ローン金利のわずかな差が、総返済額に大きく影響することはよくわかっていませんでした。

ですが、マンションを購入することになり、真剣に金利について調べ始めました。

例えば、3000万円を借り入れた場合、金利が1%と2%では総返済額に数百万円もの差が生じます。この金額差を考えれば、低金利の今が購入のチャンスだと感じました。

2023年当時、住宅ローン金利は歴史的な低水準で、固定金利が1%台前半、変動金利では0.3%未満という条件も見られる状況でした。一方で、「金利は将来上がる可能性が高い」というニュースも報じられており、不動産会社の勧めもあって、事前にローン審査を受けてみることにしました。

住宅ローンの審査は、単に「通る・通らない」だけではなく、働いている会社の信用度、年収、勤続年数などによって金利や借入可能額が変わります。自分の条件でどれくらいの借入が可能なのか、どんな金利で借りられるのかを確認するために審査を申し込みました。

結果、4800万円の借入が可能で、変動金利で最低水準に近い**0.295%**という条件で審査が通りました。この金利条件はとても魅力的で、「このタイミングを逃しては損をする」と思いました。

仮審査が通った段階で一安心し、同時にマンション購入への自信がつきました。「賃貸で家賃を払い続けるのではなく、低金利のうちに資産になる住まいを手に入れよう」と考えたことが、購入を決めた理由の一つです。

理想の物件を探して:売却も視野に入れたマンション選び

市場の需要と供給のバランスも、マンション購入を考える上で見逃せないポイントです。私が探していた条件、「ペット可」「防犯性の高い設備」「駅徒歩10分圏内」「都内」といった物件は、需要が非常に高い一方、供給量が限られていました。

賃貸から購入への切り替え

賃貸から購入へとマンション探しを切り替えた直後は、エリアや広さ、間取りなどの条件を明確に決めていませんでした。築年数が古くても広い部屋を希望し、築30年以上の物件も視野に入れていました。しかし、自分がこの先転勤や実家に戻る可能性、病気などの事情でマンションを売却する必要があるかもしれないと考え、「将来的に売却できる物件」に絞ったほうが良いと判断しました。

売却を考慮した条件の絞り込み

マンションを購入するにあたり、私は「自分が住みたい物件」と「将来的に売却できる物件」の両方を考える必要があると感じました。

自分の希望条件

  • 広さ:できるだけ広い部屋(50平米以上)
  • 築年数:古くても構わない
  • エリア:会社から1時間以内でアクセス可能(当時、テレワークが主体)
  • ペット可:猫が快適に過ごせる環境
  • 住宅地

一方、「売却できる物件」としては、次のような条件が良いと整理しました。

  • 都心から30分以内
  • 駅から徒歩7分以内
  • 築年数10年前後
  • 日当たり良好
  • 治安が良い場所
  • 単身者向け(今後の需要が見込まれる)

資産価値を考えると駅からの距離や築年数の新しさは売却時の需要に直結するため重要だと考え、条件を調整していきました。最終的に「駅から徒歩7分以内」「築年数10年程度」「日当たり良好」「ペット可」「住宅地」といった条件に絞りました。

最終的に、売却を考慮しつつも、自分の希望とのバランスを取り、「駅から徒歩7分以内」「築年数10年程度」「日当たり良好」「ペット可」「住宅地」の物件を探すことにしました。

妥協とタイミングの重要性

条件を整理したものの、なかなか希望に合う物件が見つかりませんでした。「売却できる物件」は需要が高いため、価格交渉の余地がほとんどなく、ようやく絞り込んだ物件は人気のエリアだけれども駅徒歩13分(バス停からは3分)、築12年、水回りのリフォーム必要というものでした。それでも住んでいた賃貸マンションの退去期限が迫っていたため、半ば諦めの気持ちで購入を決断しようとしていました。

そんな中、ふと不動産会社のサイトを確認した朝、希望条件にピッタリの物件が掲載されているのを発見。すぐに内覧を進めました。予算は少しオーバーしましたが、「売却もしやすい」と判断し、100万円の値下げ交渉に成功し、購入を決意しました。

最終的な決断

本来であれば、もっと時間をかけて交渉したほうが良かったかもしれません。しかし、これまでに物件を逃した経験を踏まえ、「タイミングを逃さない」ことを優先しました。最終的にこの物件を選んだことで、資産価値のある住まいを持つ安心感を得ることができ、住まいに関する不安を解消することができました。



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kiharu ライター

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